SQL ORDER BY チュートリアル

SQL の ORDER BY 句は、クエリの結果セットを1つ以上の列でソートするために使用されます。昇順 (ASC) または降順 (DESC) でデータをソートできます。順序が指定されていない場合、デフォルトは昇順です。

構文

SELECT column1, column2, ...
FROM table_name
ORDER BY column1 [ASC|DESC], column2 [ASC|DESC], ...;

例

単一列でのソート

単一列で結果をソートするには、次のクエリを使用できます：

SELECT * FROM employees
ORDER BY last_name ASC;

このクエリは、姓の昇順でソートされたすべての従業員を返します。

複数列でのソート

複数の列でソートすることもできます。例えば：

SELECT * FROM employees
ORDER BY department ASC, salary DESC;

このクエリは、部門の昇順でソートし、その後、各部門内で給与の降順でソートします。

NULL 値の処理

ソート時、NULL 値は最低値と見なされます。PostgreSQL などの一部の SQL 方言では、NULLS FIRST または NULLS LAST を使用して NULL 値を異なる方法で処理できます：

SELECT * FROM employees
ORDER BY commission_pct NULLS LAST;

ベストプラクティス

1. インデックス：ORDER BY で使用される列がインデックスされていることを確認し、パフォーマンスを向上させます。
2. 結果の制限：特に大規模なデータセットをソートする場合、LIMIT または FETCH FIRST を使用して返される行数を制限します。
3. 不必要なソートを避ける：ソートはリソースを消費する可能性があるため、結果の順序が重要でない場合は避けてください。

結論

ORDER BY 句は、SQL でクエリ結果を整理するための強力なツールです。その使用をマスターすることで、データを意味のある効率的な方法で表示できます。